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なるほどなぁ。

会社に務めているだけで、経済的自立を果たしたと思っていないだろうか?

カネを払ってくれるのが親から会社に変わっただけでは、経済的自立とは言えない。現在、日本の就労者のうち8割以上が被雇用者、つまり企業に依存しなければ食べていけない人々だ。サラリー以外に収入手段を持たない人は、会社からどんなにブラックな要求を突きつけられても甘受するしかない。社畜にならず、自由な個人であり続けるために、経済的自立は必須だ。

そもそも近現代の学校教育は、18世紀・産業革命期のイギリスで均質な工場労働者を育てるために始まった。

教師の言いつけが絶対なのは、工場の現場監督の命令が絶対だからだ。チャイムにあわせて席に付くのは、将来、勤務時間を守れる労働者になるためだ。小中学校のころを思い出してほしい。自分の事業を持っている先生はいただろうか。商売のやり方を教えてくれる授業はあっただろうか。現在の学校教育システムは、経済的に自立した個人の育成を目的としていない。

明治時代には、日本でも小学校で簿記を教えていたらしい。ところが戦後、なぜか簿記は学校教育から姿を消す。自活の手段を知らない子供たちは喜んで企業戦士への道を選んだ。学校教育が結果を出すには数十年かかるが、終戦から30年後の70年代には「モーレツ社員」が流行語になった。

勘違いされたくないのだが、私は無闇に独立開業を勧めているわけではない。

ただ、収入源を分散すべきだと訴えているのだ。

なぜブラック企業がのさばるのか。希望を無視した配属や、サービス残業が横行するのか。それは「そんなん言うならやめます」と労働者が言えないからだ。なぜ会社をクビになっただけで線路に飛び込む人がいるのか。会社勤め以外の生き方を知らないからだ。誰も教えてくれないからだ。

このブログではバカの一つ覚えのように「小学校で簿記を教えるべきだ」と主張している。経済的自立を果たすには会計学の知識が欠かせない。そして簿記は会計学の入り口だ。簿記を知らずに経済的自立を目指すのは、アルファベットを知らずにアメリカに留学するようなものだ。

新入社員に送る、社畜にならないための4つの習慣。 - デマこいてんじゃねえ! (via yukiminagawa)

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