わさらー家総本山(Twitter→@wasarabit)

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わさらーが語る!「スキップ文化」によるコンテンツの過剰消費

最近さ、コンテンツの消費速度が驚くほど早まっていると感じるよね。

コンテンツの種類が多すぎて、楽しみが多すぎて同じものを熱心に続けて楽しむということが難しくなっているんじゃないかと思うんだよね。

同じゲームを何回もクリアするなんて時間の無駄じゃない?

そんなことしてたら周りの話題に乗り遅れるよ。

え!?春樹くん、未だにマザー2やってるの!?って言われるよ(?)。

そりゃ、日本一ソフトウェアも潰れるよ(潰れてません)

録画したアニメとか、倍速で見るのが普通じゃん?別に等速とほぼ同じくらい楽しめるんだから、多少面白さを犠牲にしたって、一時間で二つのアニメ観れた方がよっぽど得で楽しい一時間になると思うんだよね。

ニコニコだって倍速できる時代だよ。

ありがとうニコニコ。

アニメは君で観る。

で、今日iPodで音楽を聴いていて、「あ、倍速したいな」って思ってこりゃいよいよ末期だなと感じ、ブログを書き始めたわけです。

音楽を倍速で聴くって最早本来の大事な何かを見失いまくってるよね。

これを俺は「スキップ文化」と名付けようと思うんだ。

テレビは全部録画してCMはスキップ。OP EDはたまに見るけどほぼスキップ。

つまらんアニメはスキップで観る。そういう意味で てーきゅう は究極の姿なのではなかろうか。

すべてのアニメがあれくらい圧縮されてると見る方も作る方も楽なんだが(原作者は死ぬ)。

スマホゲーの戦闘シーンは全スキップ。

あれ観ても意味ないし。

スパロボの戦闘シーンも全スキップ。

育成ゲームのスキップに関しては、最早何故そのゲームをやっているのだろうかという哲学を感じさせるよね。

スキスキスキスキスキップ。ウキウキウキウキステップ。

現代は面白いものが多すぎる。

昔はテレビか雑誌、漫画くらいしか面白いコンテンツが無かった。

時代とともに放送局が増え、雑誌が増え、顧客はコンテンツを選べるようになった。

しかしインターネッツの普及以前には時間の短縮は行われない。

何故なら「金」という障壁が存在したからだ。

多くのコンテンツを一度に楽しむには金がいる。

だから選べるとはいえ、結局金がかからないように少数のコンテンツを大事に消費することになる。

現代はほぼ全てが無料だ。

無料のアプリゲー、月額見放題のチャンネル、無料の動画コンテンツ、実況動画、ボカロ曲、漫画も第一話は無料。あとXVIDEOS。

さらに辛いことに、全体的な質は下がった。

コンテンツが増え、玉石混交となったのである。

消費者は数をこなさないと良質なコンテンツに辿り着けない。

故に、少しでもつまらないものはスキップしたくなる。

少しでも多くコンテンツを消費しようとする。

周りの友達も多くコンテンツを消費するので、話題作りのために今まで以上に多くのコンテンツに触れることが求められる。

~君ってなんでも知ってるね!

と言われることが快感となる。

消費を過剰に行いそれをお互いに感じ合う集団が現在の表のオタクである。

昔のオタクはさらに影の存在となった。

どれだけ浅く、それでいて深く語れるかが勲章となる。

ただし、各々の趣味が多様になりすぎた結果、かつてより「~を知らないなんて遅れてるぅ!」という感情は表に出てこなくなっている。

そういう意味では一つのコンテンツの把握を過剰に求められたであろう昭和、平成初期の時代よりは一人一人が勝手に生きやすい世界になったとも言える。

しかし忙しさは増している。

スマホをいじっている分、本来すべきことができなくなっている。

時間が奪われている。

一つのもの、ゲームなどに没頭する時間が奪われている。

遊びなのに大変、忙しい。

遊びなんてあくまで楽しむべきもので、それに縛られるのは本末転倒な感じがする。

それができるならお前は仕事もばっちりできるよ。

遊びに本気なんて出してないで仕事で本気出せ。

コンテンツの提供側は死に物狂いだ。かわいそう。

無料のコンテンツにはクオリティで勝負するしかない。

クオリティがどんどん高くなっている。

俺たちも、これだけ高クオリティのコンテンツがどんどん出てきているのだから消費せねば勿体無い。頑張る。

オタクとはそういう使命を課せられた哀れな豚なのである。

非オタクはせいぜいコンテンツ消費競争に参加せずジブリでも見て筋トレでもしてろ。ジム行ってやがれ。お前らの好きなサイクリングで家族と水入らずの戯れをしてろ(どう考えても勝ち組)。

業界もそろそろ、あれだけ高クオリティなコンテンツ群を提供し続けることに限界がきていると思う。

深夜アニメとか。

マジで品質が高い。

なので、今後は高品質なコンテンツ提供者が日本では死滅していって、コンテンツ提供者と消費者の距離が近づく、

Twitter」とか「実況動画」のようなユーザー参加型コンテンツが主流になっていくんだろうなぁと思うんだがどうだろうか。

え?Twitterは終わコン??

・・・やめてくれよ、7年もこのコンテンツに人生を捧げたんだぜ。わさらーは。

結論として、何が言いたいかというと、

スキップ文化に踊らされるのはいいけど、

やめといた方が人生勝ち組になれるよ!

ってことです。

僕は負け組のコンテンツ消費豚群でいいです。

一度きりの人生だ!楽しいものに溺れて、人生をぶち壊そう!

以上、わさらーをこれからもよろしくわっさー!